整備の目的
近年,ペットは家族の一員として大切に飼う家庭が多くなり,ペットを取り巻く状況も変化してきています。
一方で,捨て犬や捨て猫の問題,糞やおしっこ,鳴き声などに起因する周辺環境への影響など,無責任な飼い主による問題も相変わらず多く存在しています。
鹿児島県では,迷い犬の保護ややむを得ず飼えなくなった犬猫の引き取りなどを行ってきました。
それらのうち,一部は飼い主のもとに帰ったり新たな飼い主にもらわれていますが,多くが処分されているという現状もあります。

県では,平成19年度に「鹿児島県動物愛護管理推進計画」を策定し,この中で様々な事業への取り組みを明記するとともに,平成29年度までの10年間で処分される犬猫の数を半減させることなどを目標に掲げています。
これらの取り組みを行うにあたり,核となる施設が必要であることから,鹿児島県動物愛護センターは整備されました。

設計段階で作成された完成予想図